田んぼの真ん中をゆっくり散歩しているのが目に入った。
少し高いうねを乗り越えるとき、それがはっきりと目立っていた。
オスの
キジだ。
そう言えば以前も
同じ3月中ごろに見かけた。
キジにとっても行動的になる季節なのだろうか?。
身をかがめて歩き出すと、よけいにしっぽの長さが強調された。
赤、紫、緑と鮮やかな色合いは、目立ちすぎなのではと思う。
それでなくても田植えの始まっていない田んぼは、身を隠す場所がない。
でも、不思議な事に少し目を離したら見失った。
派手な色合いながら伏せた姿は後ろからだと、かなり目立たなくなった。
さすがだ!。
図鑑に赤い部分がハート型と書いてあった。
今回はそんな所も確認できて、ほほえましかった。
知らなかったが日本の国鳥らしい。
そう聞くとあの色合いはなんとも和風に感じられる。
美しい姿を囲いのない場所で見られて、ちょっと興奮した。